【サウナで美肌!】若返りスイッチを押すたった1つの方法

サウナ 美肌 健康

2023/1/16

サウナが老化防止や若返りに効く?

お風呂やサウナは健康にいいというイメージはあると思いますが、若返りにも効果があることをご存知でしょうか? 

体温が高まることにより、特殊なタンパク質(ヒート・ショック・プロテイン/Heat Shock Protein:以下HSP)が増加して、細胞を損傷から守ったり、機能不全の細胞を壊したりしてくれるのです。HSPは複数の種類が存在しますが、その中には、コラーゲンの合成に深く関わっているものも存在します。加齢とともに減少するHSPの量を増やしていくことで老化防止や若返りの効果が期待できます。

どんなメカニズムが起きているの?

HSPは、体の中に存在するタンパク質の立体構造を元に戻す役割を持つタンパク質です。タンパク質というのは、正しい形を維持していないと機能を発揮することが出来ません。逆に言えば、タンパク質が正しい構造を取り戻すことができれば、その機能が回復するようになります。HSPはこのようにして機能を回復させるのに貢献するため「自己回復力」を高めるタンパク質と言えます。

要するに

HSPの量を増やすことは、細胞や臓器にとてもいい!

のです。

現在、HSPは複数存在していることがわかっています。その分子量にあわせてHSP90, HSP70, HSP47, HSP32などと名付けられています。

代表的なHSPであるHSP70を増やすと、シワやシミを防ぐ効果が高まります。またHSP70が多く存在する肌では、コラーゲンを分解する酵素やメラニンの発生が抑制されます。その他、質のいいコラーゲンづくりに欠かせないHSP47、活性酸素を無毒化するHSP32なども存在しており、体の健康に大きく貢献するタンパク質であることがわかっています。

スイッチを押すには? HSPを大量に出す方法

では、そのHSPをドバドバ出すためのスイッチはどんなことなのでしょうか?

その答えは

深部体温を38度以上にする

ことです。

ヒートショックプロテインという名前の通り、体温が上昇していくとその量が増えることが科学的に示されています。厳密に言えば、38度以下でもHSPは生じていますが、明確にその量が増加するのが38度のラインなのです。

体全体の細胞をキレイにしたい場合、深部体温を38度以上にすることが効果的です。一般的なサウナでは1セット(サウナ→水風呂→外気浴)で 0.6°C深部体温が上がります。平熱が36度の人の場合、4セットを行えば、深部体温が38度を越え、HSPが増えます。

サウナやお風呂などを活用し、体温を上昇させて、HSPを増やし、若返り・老化防止を目指してみてはいかがでしょうか。

参考文献

  1. 医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえる
  2. 再春館製薬 老化研究所

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