あなたの髪のケアは大丈夫??サウナと髪のイロハ

テントサウナ ヘアケア 健康

2023/10/23

・サウナに行き過ぎて髪がごわついて心配になっている人
・大事な髪への影響が気になってサウナに行きにくくなっている人

高温サウナに長く入っていて、異常に頭部が熱くなってしまった経験はないでしょうか?
ジムサウナーの私ですが、あまりに頭が熱くて、頭皮や髪にダメージがないのか心配になりました。健康のためにサウナに行っているのに、髪の健康にはマイナスになってた。。。なんてことがないように、調べてみました。ご参考になれば幸いです!

当たり前だが、サウナ中は頭が熱くなる!

サウナで上の段が空いてると、上へ上へと移動をしてしまうのがサウナーの習性というもの。熱さを求めているのか、後ろからの視線を避けたいのか、単純にテッペンを獲り優越感に浸りたいのか、理由は人それぞれだと思いますが、上段を目指したくなりますよね。

経験的にも感じていると思いますが、温かい空気は上部に集まるので、上段になるほど温度は高くなります。1段(約45〜50cm)上がると約10℃は温度が違うと言われています。サウナで座った時に足先と頭頂部の高低差は約1メートルあるので、温度差は約20℃も差があることになります。

サウナに入ると最も熱くなる「頭」の中でも、特に「髪」にはどんな影響があるのでしょうか?

髪の構造は3層構造。頭を弱酸性に保つとGood!

まずは髪の構造を簡単に説明すると、皮膚表面から順番に、次の3つの層で構成されています。

  1. 髄(メドゥラ): 中心部は、主に空気と脂肪でできています。毛髄は髪の内部の構造であり、髪の強度や柔軟性に影響を与えます。
  2. 皮質(コルテックス): 髪の外側で、ケラチンの繊維から成り立っています。髪の色や強度の決定に影響します。
  3. キューティクル: 髪の外側に位置し、鱗片状に毛髪内部を覆うように存在しており、髪を保護し、外部からのダメージを防ぎます。CDC(Cell Membrane Complex = 細胞膜複合体)によりキューティクル同士は接着されています。

サウナで影響を与えるのは、3)のキューティクルになります。ご存知の方も多いとは思いますが、髪は水に濡れると無防備な状態になり、ダメージを受けやすくなってしまいます。

ダメージを受けやすくなるのは、水分子によって、髪を構成しているタンパク質をつないでいる結合の1つが切れてしまうことが理由です。

詳細としては、キューティクルを構成しているケラチンタンパク、さらにそのケラチンタンパクを作っているポリペプチド同士をつなぐ4つ結合(ペプチド結合、シスチン結合、イオン結合、水素結合)の内の水素結合が壊れてしまう、ということです。

キューティクルは、頭皮のpH(ペーハー)によって開く度合いが大きくなります。酸性度が高いほどキューティクルは閉じており、アルカリ度が高くなるにつれて、上述した結合のイオン結合やシスチン結合などが壊れて、キューティクルが開くようになります。

髪や頭皮を弱酸性に保つことがいい!

というのは、このような理由からきています。

髪にとっていいサウナ前の対策はこの3つ!

それではサウナを楽しみつつ、髪を守るためにはどんな対策をすればいいのでしょうか? 結論としては、当たり前のことになりますが、

  1. サウナハットを着用する
  2. タオルドライしてから入る
  3. ヘアオイル・トリートメントをつけてから入る

この3つが効果的です!
サウナハットを着用するのは、サウナハットが熱を防いでくれるので髪への負担が減ります。サウナハットは視界を狭めてくれるので、視覚情報が減ったり、心理効果があったりもしますね。

タオルドライをしてから入るのは、上述した通り、キューティクルが開いた状態を防ぐことが目的です。キューティクル全開の状態で、高温サウナに入ると髪の中にある水分も蒸発しやすくなってしまうので、要注意です。

なので、サウナ前には予防的な意味でヘアオイルをつけて入ることをオススメします。自分の好みの香りのするヘアオイルを使うと、外気浴中のリラックス効果も高まりそうです。そんなのは面倒くさい!という方は、トリートメントを多めにつけて、サウナに入るのも方法の1つですね。(つけすぎて、汗と一緒にトリートメントが垂れてサウナ室を汚さないように!)

ちなみに、タンパク質というのは、その化学構造が壊れてしまうと機能を失ってしまいます。100℃以上のサウナに入ると、髪を構成している中部のコルテックスに存在しているタンパク質が変性してしまいます。温度が高すぎるサウナは、健康面でのメリットは多くないので、熱さを求めるのはほどほどにしましょう。水分が抜け、タンパク質が壊れ、髪の毛がスカスカになってしまうこともあるようです。


髪の毛の構造から、対処方法までまとめてみました!
皆さんのサウナライフの参考になれば幸いです。

【参考文献・参考記事】

▼湘南プライベートサウナ

江ノ島のすぐ近く、鵠沼海岸で利用できるサウナサービスです。 「湘南の海で、最高の仲間と最高の思い出を。」をメッセージに、湘南の海、大空、富士山と自然に囲まれた場所でテントサウナを利用可能です。

サウナイキタイ
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公式サイト
https://shonan-private-sauna.com/
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